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zoom RSS 完全マクロビの子育ては安全?

<<   作成日時 : 2008/02/02 03:16   >>

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障害をもつわが子の離乳食が始まった。
ダウン症の子は肥満になりやすいのと、感染症に弱いのと、心臓に穴があいていると体重オーバーは心臓への負担が大きいことから、「この子は完全マクロビで育てよう」と考えていた。
障害を理由にすれば、もしかして義母もわかってくれ、影でチョコレートとかを与えないで協力してもらえるかもしれない。「この子は特殊だから」ということで。

マクロビの離乳食レシピのあるページ

でも、前々から気にかかっていた素朴な疑問がある。マクロビで子育てって本当に安全なの?

昔ながらの日本食はマクロビではない。
マクロビは動物性食品を一切とらないので、かつおぶしも小魚も白身魚も食べない。
日本は昔からたんぱく源として動物性食品をとってきた。それが肉でなかったとしても、海辺の人々は魚貝類から。
長野など山の人々は、いなごやハチの子など昆虫から。
毎日たんぱく源がとれなかったとしても、マクロビ食だったわけではない。今世界の長寿国となった日本の伝統的な食事は、マクロビではないのだ。マクロビは、ごく最近登場した特殊な食事法である。
よって、完全マクロビで育てられた子どもたちの出現もまた比較的最近のこと。おそらく、老年になってからの血管や脳の働きとか、かかりやすい疾患とか、寿命とかのデータもまだないのではないかと思う。

マクロビが身体にいいことはわかっている。
特に肉食過剰、砂糖摂りすぎの現代の食生活では、めちゃくちゃな食生活をしてきた人ほど、マクロビ実践による体調の変化が実感でき、はまってしまうだろう。
うちの義母も同居が始まって私の手料理を食べさせられるハメになってから(笑)手足にゴツゴツ浮き出ていた血管が出なくなり、きれいになったと喜んでいた。「玄米食べてるからかしらね〜」と、それ以来「おばあちゃんは白米を別に炊きますから」といっても「同じのでいいよ」というようになってきた。
でもちょっとまって。

短期的に身体にいいことと、長期的にそればかりを続けることのよしあしは、また別だと思う。
断食をとってみればわかる。
断食は身体にたまった悪いものを排出し、リセットしてくれるとてもいい療法だ。私も独身のときはまって指導者のもと、ときどきやっていた(何しろ健康オタクなので)。体調がすごくよくなる。ガンが治ったという人も知っている。月に一回断食を欠かさない知人は高齢だけどぴんしゃんしてる。

でもだからといって、断食を何ヶ月も続ける人はいなければ、それで子どもを育てようと思う人もいない。
断食し続ければいつか死んじゃうことは常識でわかるからだ。(笑)
同じようなことが完全マクロビ食に言えないかどうか、長期的なデータがないものか。でも今はまだないんだよね。

完全マクロビで動物性食品を一切とらずに元気に病気もせず育っている子どもたちがいます、という人たちがいるが、それも安心材料にはならない。
マクロビをしている人には予防接種嫌いの人が多いと思うが、その人たちに「でも○○ちゃんも△△ちゃんも、うちの子も予防接種受けたけどなんともありませんでしたよ」といっても納得しないのと同じことだ。
何万人にひとりとかのまれな割合で副作用が出ることがあるのだ。完全マクロビも、何万人か実践すればひとりやふたりは死ぬ子どもや体調が悪くなる子どもがいないとは言い切れないのでは?

だって子どもの体質はひとりひとり違うのだ。うちの子のように染色体の数が違う子、先天的に特定の酵素が欠けている子、代謝機能が違う子、どんな子にも安全なのかという答えには、上の答えはならないのだ。
予防接種は、ちゃんと稀な割合で起こりうる服作用について公表している。
また、どんな疾患や体質の人にも安全かどうか、試験を経ている。それが多くの人への責任であり、科学でもあるから。
でもマクロビの指導者の人たちに、その心積もりがあるのだろうか、と思う。
彼らが現代医療に対して発揮する旺盛な批判精神を、少しでも自分たちがすすめているマクロビにも公平に向けてくれたなら、もっと説得力があるのだけど・・・。

マクロビは、厳格に実践すると危険を伴い、ゆるゆるの方が安全という意見もある。

これは断食にも言えることだ。極端は危険なこと。体調をよくみて、慎重にすすめるべきこと。ときどきは食べ物も必要ということ。(笑)

クシ・マクロビの創始者、久司道夫氏の本を読んだ。
内容は科学ではないものの、いちいちもっともなことが書かれている。
日本ではなく、特に食生活の問題を抱えたアメリカなど諸外国で広まったのがわかるような気がする。
肉をやめ、脂身の少ない魚を週に1〜2回、残りの日は菜食に。
精製した白米、白砂糖などは避ける。乳製品、卵はぜいたく品としてたまに食べる程度にすること。
これがクシ・マクロビがアメリカで広めた食生活だ。
この人の本には動物性食品を一切排除する「完全マクロビ」の影はない。
現代人に受け入れられやすい形にしてあるということだが、だからこそ人々に受け入れられ、医者も推奨するのだろう。
これでエイズなど病気がよい方に向かっているというのも、うなずけることである。

この食事法と、厳格な完全マクロビの間には、飛躍がある。
子どもに対して、完全マクロビを実践する理由があるとしたら、それはなんだろうか。
味覚を鍛えるためだけなら、穀物・野菜中心の手作りの食事にし、砂糖の入ったお菓子を3歳くらいまで与えないことで事足りる。
完全マクロビにしないと健康が得られないということはないだろう。
健康のためだけなら、クシ・マクロビで充分なはずだ。

マクロビ・ベビーなどという言葉がある。お母さんが妊婦の頃から動物性食品を一切とらず、玄米菜食のみで育った子どもたちのことを言うらしい。
私も最初これに憧れた。つわりがひどすぎて挫折したけど。(笑)
これに憧れる心理はなんだったのだろうかと振り返ってみる。
それはきっとわが子には最高のものを与えたい、わが子を最高のものにしたいという思いではないだろうかと思う。
中くらいではなく、最高のものを。
子どもにブランド物の服しか着せない親も、お受験に走る親も、方向こそ違え、根本は同じ親心から来る完ぺき主義なのかもしれないと思う。
彼らを見栄っぱりと決め付けることができるだろうか。
私だって別にわが子を健康エリートにし、動物性食品を一切とらずに育ちました、と自慢したいのではないのだが。
しかし愛情からにせよそうでないにせよ、いずれも子どもに構わず親の価値観が突っ走っているという点では共通しているかもしれない・・・。

子どもがマクロビ料理を喜ばず(我が家ではよくあること)、ファストフードや市販品の方がおいしいというのは、赤ちゃんの頃から砂糖の入ったものを与えないように努力してきて、手作りを心がけてきた自分にとっては、大変心外な結果である。(笑)同様に、自分の思い通りに子どもが手料理を喜ばないことで、イライラしたりカッとなってしまうことは、マクロビ実践中の母親にはよくあることらしい。高圧的に「食べなさい!」と言ってしまったり、それで家庭に不協和音が生じたり。

このあたりの心理を追求すると、完璧を目指そうとする自分の心の中にある本当のものが見えてくるかもしれないと思う。
そのあたりをひとやま越えれば、いい意味でよい加減な実践ができ、子どもを追い詰めるようなことがなくなるかも。

長くなるので続きはまたいずれ。

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